子供でも安全ルールで総合格闘技!3つのRFルール+フルコンMMA新設

子供でも安全ルールで総合格闘技!3つのRFルール+フルコンMMA新設

格闘技界“智の巨人”小沢隆・禅道会代表が「世界では定番となりつつあるジュニアの総合格闘技。日本での普及を加速させるべく一石を投じたい」と3つのルールを採用している

――ジュニア総合格闘技の状況は?

日本武道総合格闘技連盟が発足して16年。競技人口が増えており、長野で行われたジュニアの全日本大会には約600名が参加しました。海外では顕著で、ロシアのハバロフスク大会には12~17歳の部に1000名が参加しました。

さらなる拡大を目指して、日本武道総合格闘技連盟は現在3つのRFジュニアルールを採用しています。

①レギュラー&ピギナー
打撃、投げ、固め技をポイント化したフルコンタクト。KO&7ポイント先取で勝利。

②ジュニアストライク
パンチ・キック等の打撃技によるノックダウン、ギブアップで勝敗を決定。

③エキスパートクラス
打撃、投げ、固め、関節、締め技によるノックダウン、ギブアップで勝敗を決定。

①が初心者②が中級者③が上級者向けになります。

①のRFエキスパートクラスルールは世界の一大潮流であるMMA(総合格闘技)の特色である関節技・絞め技を解禁した(一部制限有)、難易度の高いルールとなります。

口シアでは子供たちも総合格闘技に親しんでいる。
――3つのルールを簡単に説明してもらえますか?

①レギュラー&ピギナーの試合時間は小学生 1分30秒、中学生 2分。寝技は 10秒です。延長は先取りとなります。

参加する選手は、ピギナーは概ね 2年未満。レギュラーは 2年以上の経験者となります。スーパーセーフを着用で、ポイント制。

ストレート、フック、アッパー、ひじ打ち、前蹴り、横蹴り、廻し蹴り、後ろ蹴り、後ろ廻し蹴り、膝蹴り、投げ、小学生以下の胴タックル、中学生以上のタックル、抑え込みが有効技となります。

上段家の蹴り技は 2ポイント、それ以外は 1ポイントとなります。当然、強い打撃が入り、戦意を失わせたら、一本勝ちとなります。

※ガードポジションはポイントにならない。

②ジュニアストライクの試合時間は小学生 1分30秒、中学生 2分。延長はなし。

パンチ、蹴り、ひじ打ち、膝蹴り、首相撲 (3秒以内)が有効。 3秒以内の投げ技、10秒の寝技も認められています。関節技、締め技は禁止です。

ダウン、 3秒以上のスタンデイングダウン、技有り 2つにより合わせ一本、審判聞による判定(優勢勝ち)で勝敗が決します。

③エキスパートクラスの試合時間は 3分、グランドは50秒を 2回です。全日本での延長はなし。

打撃、投げ、関節技による一本、見込一本、もしくは旗判定。打撃・投げ技に加え、極め技(絞め技)が加わり、状況に応じた格闘能力の高い強さを追求できます。

子供に関節技や絞め技は危険…と思う人もいるかもしれませんが、実は投げによる頚椎損傷や脳へのダメージよりはるかに安全に決着つきます。

また主審の見込み一本(レフェリーストップ)を瞬時に判断することで怪我の防止につながると考えております。

ロシア大会の様子。「修行を通じ、自然体の精神を涵養し、上を敬し、一切衆生を尊重することが大切」(小沢)
――ジュニアMMAの魅力を教えてください。

MMAと聞くと新しい格闘技のように思えますが、我々は空手道をベースに格闘技における技術の粋を集め、再編した総合格闘技です。心技体の鍛錬や礼節を学び、青少年の健全育成、及び、社会人の自己形成に寄与することを目的としています。

今回のジュニアルールも幼い頃から身体性の文化である武道に触れ、心身ともに健全に成長することを目的とし、作成されたものです。

格闘技の試合は非日常。恐怖・緊張をコントロールすることは、心・技・体の調和に必要不可欠であり、また全力を尽せば相手への感謝の気持ちが表れ、自然と礼儀や心身の成長が促されます。

――ジュニア以外にも、フルコンMMAルールを新設したそうですが…。

フルコンMMAルールは、フルコンに投げと締めを加えたもので、フルコンと総合格闘技の懸け橋となるルールです。

フルコンの技術を生かせるので、掴んでから突き(写真A1参照)やローキック(写真A2~3参照)、膝蹴りからの投げ、締め(写真B1~4・補足動画https://karate7.com)もOKです。

試合時間は3分。顔面パンチなしのフルコンルールに掴み3秒、グランド10秒(無制限)が加わりました。

顔面への抵抗がある人にも受け入れやすく、掴みの間合いはフルコンに近いので、すぐになれます。大会は気軽に参加できます。レベルも分けられています。自らの殻を破りたい、面白そうだ…等、興味を持った方はぜひチャレンジしてみてください。