フルコンタクトKARATEマガジン vol.41 2019年8月号

メキキユニバーシティ第12回武道編
日本と世界の英知を語り合い、良い世の中を創るフォーラム

「武を極める」

能楽堂で行われたメキキユ二バーシティに参加した皆さん。

6月27日(木)午後6時より梅若能楽学院会館にて「メキキユニバーシティ」が開催され、約70名が参加した。メキキユニバーシティとは、9つの専門分野(教育・健康医療・歴史文化・ものづくり・環境・人材・政治経済金融・情報インテリジェンス・思想精神)のエキスパートが本質を語り尽くすフォーラムである。

今回講演を行ったのは次の6名。一人15分という持ち時間を有効に使い、自らの武道に関する考えを述べた。
①高濱猛(剣は人なり)
②浦上豊(合気和合の精神と志)
③レノン・リー (武の本質は自他不敗~自分も負けない、相手も負けさせない~)
④小沢隆(礼の精神)
⑤新谷卓(サムライ精神の今日的意義)
⑥出口光(武道の心~大和心と大和魂の源流~)

小沢隆・NPO法人日本武道総合格闘技連盟理事長

空手界から参加した小沢隆・NPO法人日本武道総合格闘技連盟理事長はフォーラム終了後、質問に対して次のように答えた。

Q. 15分を使って何を話したのですか?
武道を知らない人が多数でしたので、前半は空手の説明や禅道会の活動理念等を説明しました。そして、我々が運営するディアーナ学園(教 育の現場)で起こる様々なトラブルの事例をあげ、実際に我々が空手の技術を用いる場面があることを伝えました。
Q. そこにはどのような意図があったのですか?
格闘技はどこまで行っても生臭いものです。煩悩を超え、極限に達した時に、初めて武道の価値観に目覚めるものです。だからこそ、明日どうなるかわからないという護身という考え方へとたどり着くのです。単純な世界平和に帰結する話ではなく、自分の心の平和を勝ち取ることから、真の武道は始まるという点を伝えるべく後半の時間を費やしました。
Q. 伝えきれなかったことは?
科学と一緒で武道は真実の追求です。その中でふるいにかけられたものが文化です。現状の若者がどう武道に憧れ、感動し、希望を抱くかが重要だと私は考えます。今後もこのような場を通じて、武道のすばらしさを伝えていきたいと思います。本日はありがとうございました。