空手道禅道会イラン支部支部長インタビュー

石原: こんにちはＮＰＯ法人日本武道総合格闘技連盟空手道禅道会広報担当石原です。
この度、イラン支部より禅道会総本部に依頼があり、小沢首席師範、松井師範代、私石原、通訳案内人として禅道会中東統括委員長及び海外技術委員のモラディ氏がイランに訪れております。
ご紹介致します。左から、中東地区責任者ニキポリシアメへルさん、ＮＰＯ法人日本武道総合格闘技連盟理事長空手道禅道会小沢隆首席師範、空手道禅道会イラン支部マハムッドワリムラドゥ支部長、禅道会中東統括委員長及び海外技術委員のモラディ氏です。
では、代表致しまして、イラン支部長に色々お聞きしたいと思います。
まず最初に、イランの現在の格闘技事情について日本の皆さんに分かるように教えて下さい。
マハムッドワリムラドゥ: イランは今、格闘技が凄く盛んで大人気なスポーツの一つで子供から大人まで幅広い年齢層で格闘技愛好者がいます。
また女性のほうも多くの方が格闘技をやっていて、本当に色々な幅広い人達がイランで格闘技をやっています。
そんな色々な方々が嗜んでいる格闘技ですが、武道精神とＭＭＡの技術をミックスした禅道会空手は今までのイランの格闘技にはない、新しいスタイルの格闘技なのでこれからどんどん普及されていくことだろうと思いますし、それを私は期待しています。
石原: 今回日本より小沢首席師範と私、石原をセミナーに招きイランセミナーを開催したわけですが、その感想をお聞かせください。
マハムッドワリムラドゥ: 今回セミナーを開くにあたり小沢首席師範・石原師範代に本当に感謝しております。
セミナーを開くにあたって私達の準備不足等があり、セミナーが成功するか不安でしたが講師の小沢首席師範と石原師範代が本当に熱心に指導してくださり何とかセミナーを無事終えることができました。
参加者も今まで体験したことのない技術を学ばせて頂き、また一つ一つの技術レベルが高くて本当に驚いていました。
特に女性のセミナー参加者の反響が大きく石原師範代の懇切丁寧な指導が大好評で、大変有意義なセミナーだったので次回も是非石原師範代にセミナーをやって頂きたいとのことでした。
そういうことで次回も是非セミナーを開催したいと思っていますので、今度は準備をしっかり行い、各地区ごとに広い範囲でセミナーを開催したいと思います。
石原: 実際に小沢首席師範・私石原・松井師範代に会っての感想をお聞かせください。
マハムッドワリムラドゥ: 空手の技術が素晴らしいというのはもちろんなのですが、私が特に感服したのは先生方の素晴らしい人間性です。
本当に先生方は優しくて明るくて我慢強くて私はこのような方達を今まで見たことがありません。
今回私たちの準備不足によって予定が二転三転し、時間通りに進まなかったこともありましたが文句一つ言わずスケジュールをこなして下さる姿に感動を憶えました。
石原: 最後の質問になります。
禅道会イラン支部の今後の方針をどのようにお考えかをお聞かせください。
マハムッドワリムラドゥ: 私は現在禅道会イランの代表をやらして頂いておりますが、以前は他の団体の代表でした。
現在生徒の数が３０００人から４０００人いますが、それを禅道会空手に上手く移行していくことを思案中です。
イランという国はとても広くて貧富の差も地域によって差がありますので金銭的な問題でどういう風にバランスをとっていき、そこでどういう形をとっていくのか現在考えております。
目標としましては１～２年以内に環境を整えて、今いる３０００人から４０００人を禅道会空手に移行させて、そこからトップ選手を出せるように頑張っていきたいです。
また、最初に言いましたように格闘技はイランでは幅広い人達が嗜んでいるスポーツなので、宣伝活動としてはテレビ・雑誌・ラジオ等の各種媒体を使って多方面に向けてどんどん発信していきたいと思っています。
そして禅道会の技術書「バーリトゥード空手」をペルシャ語に訳して出版し、イランの人達が禅道会空手を理解できるようにして、そこから発展させるよう努力していきます。
石原: 最後に小沢首席師範よりマハムッドワリムラドゥ支部長に会っての感想をお聞かせ下さい。
小沢: 今回イランに滞在して日本はおもてなしの国だと言われるのですがワリムラドゥ支部長には大変な心遣いをして頂いてとても感謝しています。
この約１０日間の中で彼の誠実で忍耐強くて若いお弟子さん達に慕われている姿を見てとても信頼できる方だと思いました。
今後とも長いお付き合いになると思うのでフレンドリーシップを深めて武道の発展に力を合わせていきたいと感じました。
マハムッドワリムラドゥ: 押忍、先生にそう言って頂き光栄です。
今回のセミナーは準備不足でしたが次回は万全の準備を整えて各地でセミナーを開催しますので是非次回もイランにお越し下さい。